SHIPPAI NIMANABU KAIROU
失敗に学ぶ回廊
浜岡原子力発電所で過去に発生した事故やトラブルを風化させることなく、その教訓を学び直すことで、同様の失敗を二度と繰り返さないようにすることです。
- 教訓の継承: 過去の失敗事例とその原因、対策を体系的に展示し、経験や知識を次の世代に伝えます。
- 安全意識の向上: 実際に起こった事故の事例に触れることで、従業員一人ひとりが安全に対する意識を再認識し、危機管理能力を高めます。
- 再発防止: 過去の失敗から得られた知見を、日々の業務における事故防止活動に活かします。
- 技術伝承: 施設内の展示を通じて、単なる技術的な知識だけでなく、失敗の背景にある組織や人の問題点まで含めて理解を深めます。
このプランは、来場者が「原発」という巨大で複雑な存在を、単なる知識ではなく、感覚と内面を通して捉え直すことを目指しています。物理的なスケールや構造を体感的に把握することで、原子力発電がもつ多面性について、深く思考する機会を提供します。
そして、最後に到達する中央の「広い何もないスペース」を瞑想・思索の場とし、来場者個々の内面的な対話を促します。
所在 :静岡県御前崎市
設計監理 :バサロ計画
施工 :ADKクリエイティブ・ワン
構造 :インテリア
延床面積 :533㎡
VASSALLO PLAN
6-10-23 Ichinoe Edogawaku
Tokyo, Japan
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